妖精だって恋します!
なんでこの人はそんな恥ずかしいこと言えるんだろう
すると、颯は私の方へ近づいてきて、私の首の後ろに手を入れてくる。
ち、近い...!
私、颯に振り回されてるよ...。
普通にしていられない。
「で?どうする?」
どうするべき?
っていうか、私が惚れなければ、私の勝ちじゃん。
なんで気づかなかったんだろう。
「いいよ。勝負しても。」
満面の笑みでそう言ってやった。
「ん。いい子。」
そういうと颯の顔が近づいてきた。
そして、私の唇に柔らかいものが当たった。