妖精だって恋します!
___聖渚Side___
考えさせてって思わず教室を出ていってしまった。
こういう所が人間性がないってことなのかな?
いまいち人間性とかわかんないし、何を人間界で学べばいいかわからない。
ともかく、今はあの二人になんていうか考えなきゃ。
嘘のつきようもないし..
正直に言ったところで信じてもらえないだろう。
それにバレたらただ事で済まないだろう。
ていうか、アリナはなんでここに来たのだろう。
「もうすぐ争いが起きるかもって時になんでココに来たの?」
アリナはパレンドタウンで武器を売る武器屋の手伝いをしている。だから今は忙しいはず。
言ってなかったけど、妖精の中でも、ハンターにつく以外に市場の手伝いをしたりする妖精もいる。アリナはその中にひとりなんだ。
私がいない間にアリナ、颯達になんか言ってないかな。
私が妖精だということがバレたらどうしよう。
あ〜もう!!
パレンドタウンの争いのことも、アリナも学園祭も、颯も..!!
考えることが多すぎるよー..。
ガチャ____
「ココにいたのね。アネス。」