妖精だって恋します!
「「「「キャーーー!!!」」」」



な、何事!?


女子の悲鳴が聞こえたけど...?



「「「「颯様ーー!!!」」」」



そうさま?


あ、やっぱここ高校じゃなくてお城だったんだ!


そうさまって言う王様がいるのか!


でも同じ制服だし...?


「おい。」


あ、そうそう、高校の制服すごーく可愛いんです!


生まれてはじめて制服を着ました!



まぁこんなブスが着ても似合わないんですけど...


「..い!おい!」


ん?なんか呼ばれてる?



後ろを振り返った瞬間。目の前には男の人がいて...



キレイな顔だな~。こんなに近くで見ても毛穴一つ見えない。


思わず見とれていたことに気づいた。



あ、邪魔だったのか!謝らないと!



「邪魔でしたよね?ごめんなさい」


ニコっと笑い返すと男の人の顔が赤くなった気がした。

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