妖精だって恋します!
私のことをアネスと呼ぶのはこの世界には1人しかいない。
「アリナ..どうしたの」
アリナはただの修行のためにココに来たわけではないはず。きっと私になにか伝えるためなんだ。
「アネス。あなたは妖精なのよ。」
そんなことわかっている。なんでアリナがそんな当たり前のことを言ってくるのかわからなかった。
「そんなこと分かってるよ?」
そう答えるとアリナは驚きながらも少し寂しそうな顔で私を見つめた。
「分かっているって..。私はこんなことするつもりじゃないんだけど、しょうがない..。」
アリナはそう意味深に答えた。
「しょうがないってどうゆ....」
私がアリナに意味深な発言の意味を聞こうとしたその時パレンドタウンから緊急事態を知らせるアラームが鳴った。