どうがん彼氏
「まーみ♪」
「・・っ」
なんで
私の名前!?
「俺の名前は
本田大地」
聞いても
いないのに
ご丁寧に
どうも…
てかすでに
名前は
知ってる。
「…なんで私の
名前知って」
「紙見た。」
紙…あれか。
塾に張ってある
「はぁ...」
「中2なんだ」
私のため息も
気にして
いないようで
まだ喋るのを
やめない。
「・・・」
私は無視して
階段を降りる
ことにした。
「ちょっと
待ってよ!」
腕を掴まれて
歩けない。
こんな状況で
私は呑気に
力強いなぁなんて
思ってた。
私は馬鹿だ。