どうがん彼氏



「そっか」


安心した様な
笑みを浮かべる
大地君。


何だか胸が
締め付けられた。


「てか、ウチ
用事あるから
帰るわぁ!!」


急いで早口で
言って猛ダッシュ



なんだろう。


これ以上
関らない方が
いい気がした。



これ以上
関っちゃ
いけない。


そんな気が。


だってね?


初めて
会った時から

なんだか
変な感じが
するの。


私の体が
拒絶するの。


それはまるで
信号のようで。


いつもは
黄色なのに


急に赤に
切り替わるような。


そんな感じ。


懐かしいような。


そんな気がして
仕方がない。
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