どうがん彼氏
「ただいま」
玄関を開けて
靴を確認する
ドアを開けて
テレビの音が
聞こえた時点で
誰かいるのは
分かってたけど。
リビングに
行くと
兄と姉がいた。
私は着替えて
塾の宿題を
終わらせて
「塾…
行ってくる」
簡単に
それだけ言って
手提げに塾の
用意を入れて
寒い外に出る。
「さむ・・」
なんだか今では
私の喋る事は
たいてい独り言。
いつだって
私の声は誰にも
届いてない。
「white…
白い。」
今日の
単語テストの
勉強をしながら
歩く。
はぁ・・
全然入んなぃ
「でさぁ」
うわっ
しかもたくさん
大きな人が
いっぱいいる。
きまづいなぁ