人面瘡
怪我
梅雨に突入したグラウンドはムシムシとした暑さに包まれていた。
45分の体育の授業が最近は地獄のように感じられる。
特に、今日の授業はソフトボールだった。
女子たちはさっきからダラダラと体を動かし、時々体育の先生に怒られている。
けれど、こんな暑い日に真面目にソフトボールなんてできるわけがなかった。
さっきから汗が噴き出していて、体操着がベッタリと肌に貼りついて気持ちが悪い。
授業をさっさと切り上げてシャワーを浴びたい気分だった。
ぼんやりと突っ立っていたから、あたしはボールが迫ってきていることに気が付かなかった。
「ちょっとアズサ!?」
どこからかそんな声が聞こえてきてハッと我に返る。
けれど、その時にはもう遅かった。
あたしの目の前にはボールがあって、避ける事もできず、ボールはあたしの鼻っ面をかすめて飛んで行った。
当たりはしなかったものの、驚いた拍子にその場にこけてしまった。
45分の体育の授業が最近は地獄のように感じられる。
特に、今日の授業はソフトボールだった。
女子たちはさっきからダラダラと体を動かし、時々体育の先生に怒られている。
けれど、こんな暑い日に真面目にソフトボールなんてできるわけがなかった。
さっきから汗が噴き出していて、体操着がベッタリと肌に貼りついて気持ちが悪い。
授業をさっさと切り上げてシャワーを浴びたい気分だった。
ぼんやりと突っ立っていたから、あたしはボールが迫ってきていることに気が付かなかった。
「ちょっとアズサ!?」
どこからかそんな声が聞こえてきてハッと我に返る。
けれど、その時にはもう遅かった。
あたしの目の前にはボールがあって、避ける事もできず、ボールはあたしの鼻っ面をかすめて飛んで行った。
当たりはしなかったものの、驚いた拍子にその場にこけてしまった。
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