人面瘡
「あたしの……背中。どうなってる……?」
そう質問する声が大きく震えた。
恐怖で全身が凍てついているのに、汗が止まらない。
「なにか大きなアザができてるよ? ちょっと、こっちに来て」
春子に手を引かれて、あたしは全身鏡の前に立った。
今にも倒れてしまいそうなくらい青ざめているあたしが写る。
「背中を向けて」
春子に言われるがままに、あたしは全身鏡に背中を向けた。
春子が手鏡を取り出してあたしに渡してくれた。
合わせ鏡で確認したあたしの背中には……大きなおつねの顔が浮かび上がっていたのだった……。
そう質問する声が大きく震えた。
恐怖で全身が凍てついているのに、汗が止まらない。
「なにか大きなアザができてるよ? ちょっと、こっちに来て」
春子に手を引かれて、あたしは全身鏡の前に立った。
今にも倒れてしまいそうなくらい青ざめているあたしが写る。
「背中を向けて」
春子に言われるがままに、あたしは全身鏡に背中を向けた。
春子が手鏡を取り出してあたしに渡してくれた。
合わせ鏡で確認したあたしの背中には……大きなおつねの顔が浮かび上がっていたのだった……。