人面瘡
人の顔
日曜日に雄生が家に来ると両親は大歓迎してくれた。


久しぶりに遊びにきた幼馴染に、あれこれ質問を投げかけていた。


あたしたちには共通の話題があるからか、やっぱり会話が途切れる事がなくあっという間に1日は過ぎて行ったのだった。


雄生が帰った後お母さんがあたしに「雄生君なら大歓迎よ」と、耳打ちをしてきた。


そんなお母さんに「なに言ってんの」と言いながらも、あたしの心臓はドキドキしていたのだった。


まさに、幸せの絶頂だった……。
< 61 / 204 >

この作品をシェア

pagetop