人面瘡
一か月後
それから一か月通院を続けたあたしは、また病院に来ていた。
今日で最後の通院日だ。
「よく頑張ったね。傷はもうすっかり治ってるし。痛みもないよね?」
先生にそう聞かれてあたしは頷いた。
傷痕も手術の痕も、本当に綺麗になくなっている。
痛みもかゆみも、もう感じなかった。
「アズサちゃん、今日は可愛い格好だね」
先生にそう言われてあたしは自分の服を見おろした。
白いワンピースにブルーのカーディガンを羽織っている。
実は今日はこれから雄生とデートの予定なんだ。
今日が最後の通院日だと伝えると、学校なんてサボって遊びに行こうと提案されたのだ。
最初は、授業はちゃんと出なきゃと言ったのだけれど、よく考えてみると今日は学校の設立記念日で休みになっていたのだ。
学校が休みならなにも問題はなかった。
すっかり元気になったあたしは雄生とデートの約束を取り付けたのだ。
今日で最後の通院日だ。
「よく頑張ったね。傷はもうすっかり治ってるし。痛みもないよね?」
先生にそう聞かれてあたしは頷いた。
傷痕も手術の痕も、本当に綺麗になくなっている。
痛みもかゆみも、もう感じなかった。
「アズサちゃん、今日は可愛い格好だね」
先生にそう言われてあたしは自分の服を見おろした。
白いワンピースにブルーのカーディガンを羽織っている。
実は今日はこれから雄生とデートの予定なんだ。
今日が最後の通院日だと伝えると、学校なんてサボって遊びに行こうと提案されたのだ。
最初は、授業はちゃんと出なきゃと言ったのだけれど、よく考えてみると今日は学校の設立記念日で休みになっていたのだ。
学校が休みならなにも問題はなかった。
すっかり元気になったあたしは雄生とデートの約束を取り付けたのだ。