人面瘡
無断欠席
あたしは自分のベッドの上で膝を抱えて座っていた。
部屋はスッカリ綺麗になっていたけれど、とても学校へ行けれる精神状態じゃなかった。
右膝には何重にも包帯を巻き、歩くのも困難なくらいだった。
それでも、またあの顔を見てしまうよりは何倍もマシだった。
切り取った皮膚は袋に詰めて生ごみと一緒に捨ててしまった。
怖くて怖くて、それ以外には何もできなかった。
時々包帯の下でなにかがうごめくような感覚がして、その度に青ざめた。
これだけきつく包帯を巻いていても、下の顔は目玉をギョロギョロと動かしているようだ。
そのままの状態で時間は過ぎて行き、気が付けば夕方になっていた。
玄関のチャイムの音が聞こえてきて、ビクリと体を震えさせた。
誰だろう。
そう思いながら重たい体で立ち上がった。
右足をほとんど引きずるようにして歩いて行く。
階段では何度もこけそうになったけれど、どうにか玄関までたどり着いた。
部屋はスッカリ綺麗になっていたけれど、とても学校へ行けれる精神状態じゃなかった。
右膝には何重にも包帯を巻き、歩くのも困難なくらいだった。
それでも、またあの顔を見てしまうよりは何倍もマシだった。
切り取った皮膚は袋に詰めて生ごみと一緒に捨ててしまった。
怖くて怖くて、それ以外には何もできなかった。
時々包帯の下でなにかがうごめくような感覚がして、その度に青ざめた。
これだけきつく包帯を巻いていても、下の顔は目玉をギョロギョロと動かしているようだ。
そのままの状態で時間は過ぎて行き、気が付けば夕方になっていた。
玄関のチャイムの音が聞こえてきて、ビクリと体を震えさせた。
誰だろう。
そう思いながら重たい体で立ち上がった。
右足をほとんど引きずるようにして歩いて行く。
階段では何度もこけそうになったけれど、どうにか玄関までたどり着いた。