この想いどうすればいいの?



透也に本当のこと言わないと・・・



私は、透也を探す。



あ、いた



透也は、愛梨ちゃんと話していた。



透也は、最近ずっと愛梨ちゃんといる。



ズキ・・・



私は、その胸の痛みに気づかない振りをする。



────結局、透也の誤解を解けずに、放課後になってしまった。



「はぁ・・・」



ガラッ



私が、教室でモヤモヤとした心を、どうにかできないかと考えていた時、



「おーい、大山と鈴木いるかー?」



ハッ



自分と透也の名前が呼ばれて、ドキッとする。



「ん?鈴木はいないのか。じゃあ大山、このノート資料室に運んでおいて。鈴木は後で行かせる。」



「あ、はい」
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