この想いどうすればいいの?



そんな、モヤモヤした気持ちのまま、ボーっとしてしまう。



その時────



「透也と杏奈ちゃーん!パーティの用意出来たから、来てー!」



と、透也ママに呼ばれた。



私は、気まずい空気から、早く抜け出したかったので、急いでリビングに向かおうとした。



「透也も行こっ」



透也の手を掴みながらそう言った。



グイッ



私が透也の手を引こうとしたのに、逆に手を引かれて、ベッドに倒れ込んでしまう。



ドキドキ



心臓の音がうるさい。



なぜなら、透也が私の上に乗っているから。
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