この想いどうすればいいの?
キーンコーンカーンコーン
はぁはぁ・・・
「ま、間に合ったっ」
教室のドアを開けながら、そんな事を思う。
「つ、疲れた・・・っ」
透也が手を引いてくれたおかげて、かなり早く走れた。
でも、そのせいで疲労感が半端ない。
はぁはぁっ
私は、乱れる呼吸を抑えながら、自分の席に向かった。
「杏奈ー、朝からラブラブだね!」
そんな、意味不明なセリフを言いながら、私に近ずいてきたのは、
「かよー、ラブラブじゃないよっ、第一、透也には彼女がいるじゃん!」
「はいはい、それよりもさー、今日、楽しみだよねー!」