この想いどうすればいいの?
でも、



「あ、杏奈っ」



後ろから、私の決意を邪魔するかのように、声が聞こえた。



え・・・



声が聞こえた方を、振り向くと・・・



「と、うや・・・」



「あのさ、今日も俺ん家泊まっていけよ」



「・・・えっ」



困惑している私に構わず、透也は喋り続ける。



「なんかさ、俺の親が、杏奈と俺に、話したいことがあるんだってよ」



「わ、分かった・・・」
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