夜道

「暦ー。相談相談」

「なに?また茜のこと?」

「そ、そうなんだけどさ。/////」

「お前は乙女かって。どーせ朝おはようって言われたとかそんなしょーもない事でしょ?」

「...なんで全部言っちゃうんだよ。」

「やっぱなーw暁人は乙女すぎるんだよ!ちょっとは自分から動きなって!」

「そっか!ありがと暦!」

「いーよいーよ。がんばれよ!」


茜〔あかね〕ってのは暁人の好きな人。小5からの片想いらしい。


「こよちゃんも優しいねー。」

「なんで??」

「ちゃんと相談乗ってあげたりさー。」

「友達としてはほっとけないっしょ。」

「ほらほら、そーゆーとこがモテるんだなー。」

「モテてないって!それ全部こころの勘違いだから!」

「いや、ないな。暁人くんがこよちゃんに惚れないのが不思議なくらい。」

「モテてないと思うんだけど。」

「暦ちゃんはモテるよ。」

「あ、悠。」

「俺が知ってるなかで3人はいるね。」

「そー言われるのは嬉しくない訳じゃないけどさあ。」

「......じゃあ告白されてOKする?」

「それは人によるでしょ!悠だって絶対そーじゃん?」

「まあね...。」

「ほらな!てか悠って好きな人いるでしょ?茜って噂あるけど、暁人のために我慢してんの?」

「その噂いつから流れてる?」

「少し前かな。私から見てもそんな気するし。」

「違うよ。結構前に好きだったことあるけどね。暁人よりも後くらいに。でもこれ好きなのかな?って考えるてみたら違うってなったんだー。」

「じゃー茜じゃないってことでしょー。誰だ??」

「暦ちゃんには言えないなーw」

「え?なんでよ!私口硬いから大丈夫だよ!ほらほら。」

「バカw。そんなん言っても言えないもんは言えないんですうー」

「ケチケチすんなって。いつか教えてもらうからね!」

「...うん。その日になったらね。」

「.........え、こよちゃんもしかして気づいてないの!?」

「???なにが?」

「や、いいや。こよちゃんが気づくまで黙ってる。」

「なんなんだよ!みんなしてえ...。」
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