極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
「まぁまぁ、今日急にこうやって色々話すようになって、いきなり突っ込んだこと聞くのもね! これからじっくり聞かせてもらうよ」
「そんな、じっくりって……」
「ところでさ、挙式の予定は? まだ具体的にはなってないの?」
「あー……うん。まだ、そこまで話は進んでなくて」
挙式以前に、お義母様への挨拶だってまだ
済んでいない。
そこでもし、結婚を反対されることにでもなったら、また話は変わってくるかもしれないし……。
「そっか。でも、やっぱり式はうちで挙げるんでしょ?」
「うーん……きっと、そうなるよね。それか、挙げないとか……」
「えぇー! 挙げないなんて勿体ない。うちで挙げてほしいな。その時は、プランナーに立候補したいし」
「もしそうなったら、私から桃ちゃんを指名させてもらうよ」
にこりと笑ってそう言うと、桃ちゃんの表情はパッと明るくなる。
「絶対いい式にする!」とすでに気合い十分な調子で答えてくれた。