極甘ウエディング～ようこそ俺の花嫁さん～

「なかなか連絡ができなくて申し訳なかった」

「いえ……お忙しいのに、いつもすみません」

「のどかも忙しかったみたいだね」


慶太さんからの着信は毎日最低一度は入った。

だけど、私の方で応じられず、結局電話で一度も話さなかった。

もちろん、仕事で本当に出られないこともあった。

でも昨日は、着信中の画面を見ながら、通話をタップせずに眺めていた。

お義母様に会った、あの後だ。


「すみません……なんか、色々とバタバタしていて」