極甘ウエディング~ようこそ俺の花嫁さん~
披露宴はクライマックスを迎え、落とされた照明の中、新婦の読み上げる両親への感謝の手紙で会場は感動に包まれる。
新婦の腰をしっかりと抱き、寄り添ってマイクを新婦の口元にマイクを添える新郎。
新郎が手にするマイクに向かって、一文ずつ大切に想いを口にする新婦の目からは、大粒の涙が溢れ出る。
会場後方に揃って立つ新郎新婦の両親は、二人の姿を真っ直ぐに見据えている。
新婦の父親が涙を堪え、天井を仰ぎ見る姿に涙を誘われた。
手紙を読み終えると、会場のあちこちで涙をハンカチで押さえる参列者が目に留まる。
新郎新婦に両親へ贈呈される花束がスタッフから手渡され、会場の感動は最高潮の盛り上がりへと達した。