【完】今日から、お前は俺のモノ
こんなハズじゃ……
「あっ……あのっ!!……!」
……ここって保健室……?
「あの私怪我はしてな「鏡みて」
……恐る恐る保健室の鏡を覗くと
制服に真っ黄色のペンキが
かなり大胆に飛び跳ねて付いていた。
「……え……嘘でしょ……」
もしかして……
だからこんなに走って見られないよーに……
「……あのっ!ありがとう」
「………… 。
…………あぁ……」
「…………え…………?」
…………今の返事?!!?
どういたしましてってこと???!!
そもそも聞こえてたのかな!?!!
ちょっと掴めない人だな……
………………ん?
そういえば名前聞いてない!!!!
「あのお名前聞いても……」
ガラガラ……!!!
言いかけた言葉を飲み込んで
ドアの音に振り向くと、
「めいっ!!!!!!!!!」
………………え?!!!
そこにいたのは
黒い学ランを着た……
「そ、颯太!?!!!!な、なんで?!
練習はどうしたの?!」
「あ?!それよりめいが怪我した…って…」
颯太が私の身体をじっと見る。
「こ、この通りなんにも……」
「……っ…………はぁ……」
颯太が疲れ果てたようにソファに横たわる。
「……ごめんね?心配かけちゃって」
「……いや別にそれはいーけど……
……ほんとに怪我はねーな?」
「…………うん……怪我したのは
制服というか…なんというか……」
颯太が「は?」というように、
ソファでごろごろしながら
こっちを上目遣いで見る。
「ほら、あの制服に黄色のペンキが……」
……あれ……?いない?!?!?!!
さっきまでいたはずの男の子が
いつの間にか姿を消している。
あの黒髪の……男の子……
助けてもらったのに……
お礼も言えてない……
「ちょっ!!!颯太!私もう行くね?!
心配ありがとね!!大丈夫だから!!」
「……っは?!!?!おい……めい!!」
「ほんとごめんっ!!バイバイ!!!」
颯太はもう気力も無く
バイバイと言っても返事が無く
ソファでゴロンとしていた。
辺りをキョロキョロ見回して
保健室の外を出て中庭に出ると……
「……あっ!……いた……!」
サラサラと揺れる黒髪が太陽の光で
キラキラして見えて……
………… 凄く綺麗 。
「あっ……あのっ!!……!」
……ここって保健室……?
「あの私怪我はしてな「鏡みて」
……恐る恐る保健室の鏡を覗くと
制服に真っ黄色のペンキが
かなり大胆に飛び跳ねて付いていた。
「……え……嘘でしょ……」
もしかして……
だからこんなに走って見られないよーに……
「……あのっ!ありがとう」
「………… 。
…………あぁ……」
「…………え…………?」
…………今の返事?!!?
どういたしましてってこと???!!
そもそも聞こえてたのかな!?!!
ちょっと掴めない人だな……
………………ん?
そういえば名前聞いてない!!!!
「あのお名前聞いても……」
ガラガラ……!!!
言いかけた言葉を飲み込んで
ドアの音に振り向くと、
「めいっ!!!!!!!!!」
………………え?!!!
そこにいたのは
黒い学ランを着た……
「そ、颯太!?!!!!な、なんで?!
練習はどうしたの?!」
「あ?!それよりめいが怪我した…って…」
颯太が私の身体をじっと見る。
「こ、この通りなんにも……」
「……っ…………はぁ……」
颯太が疲れ果てたようにソファに横たわる。
「……ごめんね?心配かけちゃって」
「……いや別にそれはいーけど……
……ほんとに怪我はねーな?」
「…………うん……怪我したのは
制服というか…なんというか……」
颯太が「は?」というように、
ソファでごろごろしながら
こっちを上目遣いで見る。
「ほら、あの制服に黄色のペンキが……」
……あれ……?いない?!?!?!!
さっきまでいたはずの男の子が
いつの間にか姿を消している。
あの黒髪の……男の子……
助けてもらったのに……
お礼も言えてない……
「ちょっ!!!颯太!私もう行くね?!
心配ありがとね!!大丈夫だから!!」
「……っは?!!?!おい……めい!!」
「ほんとごめんっ!!バイバイ!!!」
颯太はもう気力も無く
バイバイと言っても返事が無く
ソファでゴロンとしていた。
辺りをキョロキョロ見回して
保健室の外を出て中庭に出ると……
「……あっ!……いた……!」
サラサラと揺れる黒髪が太陽の光で
キラキラして見えて……
………… 凄く綺麗 。