【完】今日から、お前は俺のモノ
ガラガラ……





「なっ……尚ごめ……待たせて……っ」


「……って別にそんな
走ってこなくても良かったのに……」


「だっ…だって尚待たせたくなかったから…
走ってきちゃった……!」


「……で、取れてた?ペンキの汚れ」


「うん!尚が洗剤付けてくれてたから……
なんでもかんでも私、お世話になっちゃって
ほんと……ごめんね……」



そーいうと
尚は座りながら顔だけを上げて





「……んー……めいからなら……






ごめんねよりも……ありがとうが聞きたい」







「えっ……と……



尚……ありがとう……?」





「ぶはっ!!なんで疑問形なんだよ……!!やっぱめいのそういう所が俺のツボかも…」


「いやどこがよ……っ!!」



お腹を抱えて笑う尚につられて
私も笑ってしまう。


「っはは!!」





生徒会室で二人の笑い声が響く。




この出逢いが私も、私の周りの変えてしまう
事をまだ誰も知らないままーーーー

< 122 / 186 >

この作品をシェア

pagetop