【完】今日から、お前は俺のモノ

恋とは? Side めい

バックボードがようやく終わって6時半。

帰ろうと準備を進めている時、
尚の一言で私の手は止まる。










「ねー……めいは恋愛した事ある?つーか
今とか……恋してる?」





「……ふぁ!?い、いきなり何言うかとおもったら……」





「んー単純な疑問。つーだけ……
でも、めいなら今までも彼氏とか
結構いそうだなぁ……」




そういいながら
楽しそうに話す尚に
私は少し戸惑う。




だって……私は




「いやっ……私は…………







今まで恋愛したこと無くって…………」





「え?」




「……うん……なくって……」




「ええ!!?!?!」





……目を見開いて驚く尚。

「ちょっとそんなに驚かなくても……」






「いや、だっていそうだし……!
え、じゃあ恋したことねーの?!」





「えっと……恋するってことが
あんまり分からないと言うか……

それが最近の悩みでもある……」



「へぇ〜 意外。」




尚がガラガラとドアを開けて
二人で教室を出る。




「えーじゃあ尚は?いないの?」


「は?!俺かよ!!」


「だって尚がーー……」







……あれ?あそこにいるのは……





颯太?
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