【完】今日から、お前は俺のモノ
私はパタパタとドアへ向かうと、




「尚……おはよう」






尚は驚いて、心配そうに、



「なに!どーしたの?体調悪そうだし……」


「……え?そ、そんなことないよ大丈夫…」






…少しクラクラする…



…けど……



私は今日頑張らないと…………






生徒会長として……また颯太ばかりに……

任せるわけにはいかないから……





それに……昨日の誤解も解かないと……



このまま……颯太と上手く話せないのは……






凄く……凄く…………





嫌だよ……





「その調子じゃ大丈夫じゃ無さそうで?」




…………感覚が宙に浮く 。



なんだろうこういうのを…………



すごい、ふわふわする…………





それと同時に「キャーーーッ!」という
女子の黄色い声が廊下に響く。




……でも今の私には全然何も考えられなくて













気づいた時には自分の部屋のベッドにいた。
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