【完】今日から、お前は俺のモノ
重なる恋
あー…………


私、いまどうしてここに…………



なにがあって…………




まだ、ふわふわな感覚が残っていて……



そのふわふわによってるようで……



少し気持ちが悪い…………










「めい……?起きた?」






この優しい声は…………





「…………尚……?」




「…………うん
……体調はどう?」




「まだ少し……」

私の手に温かい手が重なる。
尚の体温が伝わって……






「具合良くなったら……俺に
全部話して……くれる……?」




多分、尚は今、
……不安そうな顔をしているでしょ?





「……うん……尚なら……」








そう言って、私はまた
眠りについた。
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