【完】今日から、お前は俺のモノ
…………ね……ぇ……そ………う………た…
颯太の名前を叫んで……
それでも……颯太は気づかなくて……
どうして…………?
どうしたら気づいてくれる…………?
この叫びが届いてくれる…………?
ずっと叫んでいるのに…………
何をしても届かなくて…………
颯太の中での私の存在が薄れていくの……?
そんなの…………
耐えられない…………
あのサラサラな髪に触れられるのも
あの寝顔を見られるのも
あの私に向けられた笑顔も
いつも守ってくれるのも………………
ーーーーーー 私だけにしたい 。