【完】今日から、お前は俺のモノ
「……あのなぁ、どこでもかんでも
転けそうになってんじゃねえよ……っ」


颯太は下を向いて、淡々と話し始める。



「俺は……‥!!


‥…俺が……どんだけお前を心配したと
思ってんだよほんと…‥」



颯太の目は見えないけど、
颯太の声がかすれ声になって…
涙がキラキラとしているのも全部…





「…そ…た…ごめ「ごめん…!!
俺が全部悪いんだよ‥分かってたほんとに
ごめん……
めいに負担かかってたの気づかねぇままで‥
俺がまだこんなんだから…
いつまでたっても‥‥




俺が守って‥なんて…‥

言う資格ねぇよな………」





‥‥え?



颯太は何も悪くないのに
なんで謝るの?なんで?どうして?



いつもそうやって私が行動する前に
1人で考えて悩んで
私に相談してくれないの?



颯太は私を守るって言うけど、
颯太、私は今、



あなたを守りたい
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