【完】今日から、お前は俺のモノ
「‥‥ふ…ふざけないでよ!!!」



静かな住宅街に私の声が響く。



「颯太…バカじゃないのっ!!
私はいつまでも
颯太に守ってほしい訳じゃない!!

颯太が…‥颯太が…‥」



溢れ出す思いに言葉が追いつかなくなる。



それでも伝えたくて、

言葉にならない思いを
必死に言葉にして伝えたくて






「颯太が側に居てくれればいいの!!!




ただ…ただ…‥私は……っ




颯太が好きなの!!!」




その一言が全部で 。



私の目から暖かい何かが溢れて、
止まらない。

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