【完】今日から、お前は俺のモノ
その後、俺は自転車を置いて
めいの後に教室に入った。
ちらりとめいを見ると
めいは美咲と楽しそうに話していて
話しかけずに自分の席についた。
荷物を置いて……
「……颯太、おはよ」
そう言ったのは玲於。
「おはよ」
あぁ、今日もいつもと変わらない火曜日。
玲於は目を擦りながら俺を見てくる。
「……なに?」
「いや、朝からめいと一緒だから」
「いつもの事じゃん?」
「……匂いが」
「匂い?」
「……めいと同じだから」
「!?!?」
あ……!そういえばめいと
同じ匂いがしてもおかしくないよな……
昨日のシャンプー同じだし……
でも、なんか玲於に、他の人に
めいの昨日の仕草とか想像されるのも
いやで俺はつい
「あー、めいと?俺は香水じゃね?」
「……ふぅん」
なんて誤魔化した。本当は玲於だから
言ってもよかったんだろうけど、
玲於にすら知られたくないっつー
俺の''独占欲''がついそーなってしまった
最近、俺の中でめいといる度に
どんどん俺だけのモノにしてぇって
思っちゃうからいやなんだよほんとに……
めいの後に教室に入った。
ちらりとめいを見ると
めいは美咲と楽しそうに話していて
話しかけずに自分の席についた。
荷物を置いて……
「……颯太、おはよ」
そう言ったのは玲於。
「おはよ」
あぁ、今日もいつもと変わらない火曜日。
玲於は目を擦りながら俺を見てくる。
「……なに?」
「いや、朝からめいと一緒だから」
「いつもの事じゃん?」
「……匂いが」
「匂い?」
「……めいと同じだから」
「!?!?」
あ……!そういえばめいと
同じ匂いがしてもおかしくないよな……
昨日のシャンプー同じだし……
でも、なんか玲於に、他の人に
めいの昨日の仕草とか想像されるのも
いやで俺はつい
「あー、めいと?俺は香水じゃね?」
「……ふぅん」
なんて誤魔化した。本当は玲於だから
言ってもよかったんだろうけど、
玲於にすら知られたくないっつー
俺の''独占欲''がついそーなってしまった
最近、俺の中でめいといる度に
どんどん俺だけのモノにしてぇって
思っちゃうからいやなんだよほんとに……