【完】今日から、お前は俺のモノ
嫌な予感・・・
1時間目、
モッチーの掛け声通り、
席替えが始まった。
うちのクラスはクジ引きで決めるみたい。

「次、花崎さんとこから〜」

「っ!……はいっ」

なんかこういうの緊張するよね…

「なに返事してんだよ」
そういってケラケラ笑っているのは、

やっぱり、颯太。

しかも颯太の一言でクラスの人たちも笑い始めて……恥ずかしい。

そぉっとくじの入った箱の中から1枚の
紙を引き出して席に戻った。

一気に開けるぞー!!とモッチーの掛け声で
紙を開けるみたいで皆、まだ
紙を開かずに友達と話していた。

「……よし!!皆引き終わったところで!」
「皆の者!!開け!!」
なんてモッチーの掛け声一斉に開いた。


……赤の18


私の紙には赤い文字で18と書いてあって
黒板に書いてある座席表を確かめる、


18……え!!!


窓際の1番後ろ……。ってことは
生徒会立候補!?!?……


「めいめい〜どこだったー!?」
「私は17〜」
「あと一個後ろで生徒会立候補だったよー」
危ない危ないって一息つく美咲。

「……私。生徒会立候補だぁ」

「えぇ!!うそめいが!?!?」
「って私と前後じゃん〜」

やったね!!と手をブンブン振る美咲。

……どちらにしろ推薦枠みたいなので
出なきゃいけないんだけど……

「となり誰だろーね!!!」

美咲が珍らしくわくわくしてるから
私もいっそたのしもーっと!!

「よし、お前ら席移動しろー!」
モッチーの声でみんなが席を移動し始める。

はぁ、窓際の1番後ろかぁ
みんなが嫌がってた席ねぇ、

私的には先生が回ってこないから
ラッキーかも……?
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