【完】今日から、お前は俺のモノ

「おい、お前今日から俺モノのね」

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颯太は今までにないくらいに

ギュッと私を抱きしめたまま、

「めい、よく聞けよ？」

「……っえ？……」




「お前、今日から俺モノのね」



……え？……というか……



「……いや、なんで？」

あっ、思わず声に出てしまった。

いや、だって……
颯太がいきなりそんなこと言うから…………

「あーもう！！」

ビクッ……！

「お前は俺がいないとダメなの！」
「だから、今日からお前は俺の彼女！」


「…え、え？どーいう……」


私は颯太がいないとダメ？
ま……まあそうなんだけど……
かっ、彼女……？？！！
私が颯太の彼女？！！


「……分かった？めい？」

「……えっと…全然分かんない……」

「……だよなぁ」

そういって颯太は私に呆れ顔をした。
でもだって……


「……だって、颯太は好きな人としか付き合わないってこの前だって……」

「だからお前が……！！」

颯太の顔が真っ赤になる。

「……あーもう！今のナシ！ナシナシ！！」

「……っえ？？ちょっと……どういう」

もう私の頭はパンク状態。

「と、り、あ、え、ず！！」
「……めいは俺から離れるなよ」

「……う、うん」

つい、うんって言っちゃったけど……


颯太……？何が言いたかったの……

私達は予鈴ギリギリに教室に2人で
戻った。