【完】今日から、お前は俺のモノ
……っ!!ここにもいねぇ……

あいつどこに……!!


……っ!!!!!
あれはめいか?!?!

あの空き教室にめいと裕翔ってやつらしき
男の姿が見える……

おいめいなにやってんだあんなとこで!!


……バンッ……!!

勢いよくドアを開けるとめいがそいつに
手を握られてて壁に押し倒されてた。

っ!!何やって!!

めいをそいつから離して、抱きしめると
今にも壊れそうなめいがギュッと
抱きしめてきて…

めいをこんなにも傷つけたなんて……

許さねぇ……!!

こいつは相当めいのことがすきらしく……
俺がめいは俺のモノっつたら
逃げてったけど……

めいはプルプル震えてながら「颯太ぁ」って言うから壊れそうなめいを
壊れないように優しく
ギュッと強く抱きしめた。

俺……また、めいを守れてない……
あん時のよーに守れねぇのは嫌なんだよ!!

だから、

「お前、今日から俺のモノね?」


俺のモノになれよ……

そしたらずっとそばにいてお前を守っていられるから……
伝われ!俺の想い!!


「……いや、なんで?」


もうその一言で俺の頭はまじで真っ白。
その後も何回つっても
めいの頭にはハテナマークが増えるだけ。

あぁ、鈍感すぎだから!!
めいが天然で鈍感とか辛い!!!

あーもう予鈴まであと5分だし……
もう!今日は俺のメンタルが
これ以上もたねぇよ!!!

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