【完】今日から、お前は俺のモノ
チラッと颯太を見ると
颯太はモッチーと優香先生のタジタジさに
大爆笑していた

颯太はプレッシャーとか感じなさそう……

このクラスの雰囲気の中、

「で?2人とも生徒会長だよね?」

優香先生の一言に、
クラスのみんながバッとこっちを見る

うちの生徒会総選挙は変わってて、
生徒会長が男女1人ずつになっている。


ホントは生徒会長になって
誰かの役に立ちたい……


けど…副会長でも……書記でも……


そうやって逃げてるの……分かってる…

私が返答に困ってると……


「……私は…「 俺とめいもそーっすよ」

私の声に被さって颯太の声が交じる。


……え?
わたしは一言も…


「やっぱりそっかあ!!」
優香先生のその一言とクラスの雰囲気で
自然と私達二人に拍手が送られる……

スピーチ練習だったはずが優香先生の
突然の来客によって
今はスピーチをせずに席に座っている。


良かったって思いつつも……。


……でも私は……

颯太はなんで生徒会長なんて……

今日の昼休みといい、颯太の
発言1つ1つがよくわかんないよ……

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