【完】今日から、お前は俺のモノ
颯太は部活で生徒総会を休んで、
その代わりに私が進行をすることに……




……大丈夫かな……



って!!今日の想像みたいにはなりたくないんだから……頑張らなきゃね……!!



そんなこんなで生徒総会も終わって
ふと颯太の朝の「部活」って言葉が
頭に浮かんだ。





あー……そう言えば
颯太、バスケの大会って明後日の土曜か……

見に行ってみたいなぁ……
なんて迷惑かなぁ……

うーん……





「花崎さん!めいさーん!」

「……っはっ!」

あ、私ついボケーッとしてた…




「驚きすぎ……!」

この人、ひとりで笑い転げてるし……

「……えっと……どうした?」

「いやぁ、花崎さんと話してみたいなぁって思ったから……つい?」




そう言いながら私を見つめてくるーーー。






待って…私この人の名前覚えてない……!!
た、多分副会長のーーー



「 橋本 空」


そうそう!!そんな感じで……
ってまた!!!



「……っなんで!!」

「っだって顔に書いてあるからねっ」
ってまた笑ってるし!!!!


って、やっぱ私顔に書いてあるのか……



「空くん〜??まだぁ〜?」
ドアから甘ったるい声が聞こえて

「あー……香織今行くからー」



……?彼女かなぁ……?



「……って香織じゃない女といるし!!」

……今ギラッってあの子から睨まれた……?
私、この人と何にもないのに……!!



「ってことで、バイバイまた話そうね

……めい」



そんなことを言って私にウインクをして
帰ってった……



なんか嵐のような人だなぁ……
橋本 空 ……君かぁ、
でもどっかで聞いたことあるような
ないような……




って……帰るかぁ!!

私は荷物を片付けてササッと帰った。


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