【完】今日から、お前は俺のモノ
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あの日……。
そう……中3の最後の試合の朝。
県大会は終わって、
全国大会への出場が決まり、
朝は学校に集合してそれからバスで会場に
向かう……。
だから私は朝の5時30分。
学校に歩いて向かってた。
中学最後の全国大会チャンスで
どんなプレーをしようかと考えて、
赤に光る信号機の前で止まっていた。
その時の事だった。
キィィーーーー!!!!!
……バンッ!!!!!!!!!
目の前に眩しい光と
得体の知れない衝撃が全身に襲ったこと
ーーーーーーーそれしか私は覚えてない。
それから耳の奥で
「めい!めい!!めい!!!」という
颯太の泣きながら叫ぶ声が耳に響き
重たい身体と重たい瞼を上げて
目をゆっくり開けると
颯太が泣きながら
ぎゅっと強く手を握っていて……
お父さん、お母さん、美咲、玲於泣いていて
異様な空気で……
なにより
…………身体が動かない……
その時私は、初めて全身に怪我を負ったことが身にしめて分かった。
あの日……。
そう……中3の最後の試合の朝。
県大会は終わって、
全国大会への出場が決まり、
朝は学校に集合してそれからバスで会場に
向かう……。
だから私は朝の5時30分。
学校に歩いて向かってた。
中学最後の全国大会チャンスで
どんなプレーをしようかと考えて、
赤に光る信号機の前で止まっていた。
その時の事だった。
キィィーーーー!!!!!
……バンッ!!!!!!!!!
目の前に眩しい光と
得体の知れない衝撃が全身に襲ったこと
ーーーーーーーそれしか私は覚えてない。
それから耳の奥で
「めい!めい!!めい!!!」という
颯太の泣きながら叫ぶ声が耳に響き
重たい身体と重たい瞼を上げて
目をゆっくり開けると
颯太が泣きながら
ぎゅっと強く手を握っていて……
お父さん、お母さん、美咲、玲於泣いていて
異様な空気で……
なにより
…………身体が動かない……
その時私は、初めて全身に怪我を負ったことが身にしめて分かった。