【完】今日から、お前は俺のモノ
めいの夢は俺の夢 颯太side
……めい、いるかな……?
市民体育館について今は
アップを始める15分前……
席を見上げると…
「……キャーーーー!!!!」
「颯太君ーー!!!!」
「今、こっち見た!!!」
誘ってないけど来てる同級生?
よくわかんない女の子達。
「……俺はめいを探してるんだけど……」
ボソッと声になった言葉に
「あそこ。」と後から指さす玲於。
そこにはめいと美咲の姿があった。
「よし、俺が先に行こっと」玲於がニヤリと笑って走り出す。
「っ……おいっ玲於!!」と俺は玲於を追いかけて走った。
走った先にはさっきの女子の姿。
その手前にはめいと美咲。
……どーすっかなぁ……
やっぱ
「手引っ張っるしかないだろ」
「……っだよな」
玲於はいつも俺と考えてることが同じだ。
……それはそれで気持ち悪ぃけど……
「……せーの」
グイッ……
玲於の掛け声で二人の手を引っ張る
めいも美咲も驚いた顔をして、
俺達とわかってからは安心した顔をしてる。
……っ!!めい……
……可愛いすぎんだろ!!!
他のやつにこんなの
見られたらぜってー……
ってめい?
めいは俺と玲於のユニフォームをみて
複雑な顔をして
「………4番と5番か」なんてボサいている
多分……まだ
あの時のことが残って……
あの時、俺はめいを守れなかった。
だから俺はこれから何があっても
めいを守るつもりだ。
それに、めいと交わした約束も……。
「めいの夢は全部叶えるから」
めいは少し潤んだ目を俺に向けて頷く。
……俺がめいと交わした約束っつーのは
あの日……
俺は玲於とめいの応援に行く予定だったんだ
なのに……
めいは学校に行くまでに
飲酒運転の車にはねられて
バスケが出来なくなるくらい
大怪我を負った。
俺は最初全然信じられなくて、
かなり取り乱した。
でも、めいのお父さんの涙を見て
改めて守ってやれなかった悔しさが
こみ上げてきた。
めいはあんなに明日の試合を楽しみにして
あんなに練習を積み重ねてきたのに……
ずっと小さい頃から頑張ってきたのに……
そんなのっ……
耐えらんねぇよ………!!!
急いで病院に向かうと
めいは全身包帯で巻かれて、
痛々しい姿になっていた。
「……っ!!めい!!めい!!!」
俺はめいの身体を揺さぶって叫んだ。
でも、めいの意識は戻ることなく……
めいの手を握ったまま……思いっきり泣いた
あの日ほど泣いた事は今までなかった。
それに、これからもないと思う。
自分が何も出来なかった無力さと、
守れなかった悔しさから俺は
絶対何があってもめいを守ると誓った。
それからめいが事故にあって1週間。
毎日めいの手を握ってただただめいの
目覚めを待つだけ……
「……っ……颯太……」
……っ!!めい!!
目が覚めためいは、
すぐに自分の怪我をお父さんから聞いて
ゆっくりと涙を流しながら
俺に、今の想いを1つ、1つ、全部
話してくれた。
その中にはめいの夢への想いが
沢山詰まってて、
今の状態じゃ叶えられない夢もあった。
だから……
絶対俺が全部叶えるって
ーーーーーめいと約束したんだ。
市民体育館について今は
アップを始める15分前……
席を見上げると…
「……キャーーーー!!!!」
「颯太君ーー!!!!」
「今、こっち見た!!!」
誘ってないけど来てる同級生?
よくわかんない女の子達。
「……俺はめいを探してるんだけど……」
ボソッと声になった言葉に
「あそこ。」と後から指さす玲於。
そこにはめいと美咲の姿があった。
「よし、俺が先に行こっと」玲於がニヤリと笑って走り出す。
「っ……おいっ玲於!!」と俺は玲於を追いかけて走った。
走った先にはさっきの女子の姿。
その手前にはめいと美咲。
……どーすっかなぁ……
やっぱ
「手引っ張っるしかないだろ」
「……っだよな」
玲於はいつも俺と考えてることが同じだ。
……それはそれで気持ち悪ぃけど……
「……せーの」
グイッ……
玲於の掛け声で二人の手を引っ張る
めいも美咲も驚いた顔をして、
俺達とわかってからは安心した顔をしてる。
……っ!!めい……
……可愛いすぎんだろ!!!
他のやつにこんなの
見られたらぜってー……
ってめい?
めいは俺と玲於のユニフォームをみて
複雑な顔をして
「………4番と5番か」なんてボサいている
多分……まだ
あの時のことが残って……
あの時、俺はめいを守れなかった。
だから俺はこれから何があっても
めいを守るつもりだ。
それに、めいと交わした約束も……。
「めいの夢は全部叶えるから」
めいは少し潤んだ目を俺に向けて頷く。
……俺がめいと交わした約束っつーのは
あの日……
俺は玲於とめいの応援に行く予定だったんだ
なのに……
めいは学校に行くまでに
飲酒運転の車にはねられて
バスケが出来なくなるくらい
大怪我を負った。
俺は最初全然信じられなくて、
かなり取り乱した。
でも、めいのお父さんの涙を見て
改めて守ってやれなかった悔しさが
こみ上げてきた。
めいはあんなに明日の試合を楽しみにして
あんなに練習を積み重ねてきたのに……
ずっと小さい頃から頑張ってきたのに……
そんなのっ……
耐えらんねぇよ………!!!
急いで病院に向かうと
めいは全身包帯で巻かれて、
痛々しい姿になっていた。
「……っ!!めい!!めい!!!」
俺はめいの身体を揺さぶって叫んだ。
でも、めいの意識は戻ることなく……
めいの手を握ったまま……思いっきり泣いた
あの日ほど泣いた事は今までなかった。
それに、これからもないと思う。
自分が何も出来なかった無力さと、
守れなかった悔しさから俺は
絶対何があってもめいを守ると誓った。
それからめいが事故にあって1週間。
毎日めいの手を握ってただただめいの
目覚めを待つだけ……
「……っ……颯太……」
……っ!!めい!!
目が覚めためいは、
すぐに自分の怪我をお父さんから聞いて
ゆっくりと涙を流しながら
俺に、今の想いを1つ、1つ、全部
話してくれた。
その中にはめいの夢への想いが
沢山詰まってて、
今の状態じゃ叶えられない夢もあった。
だから……
絶対俺が全部叶えるって
ーーーーーめいと約束したんだ。