僕は桜に恋をした。
「この桜、しだれ桜なんですよ。」

「そうなんですか。」

「花言葉は優美、あと、ごまかし…。」

「へー。」

「不思議ですよね、優美とごまかしなんて。
反対のような意味なのに。」

「そうですね…」

「…あっ!今って何時ですか?」

「えっと、ちょうど3時半です。」

「3時半⁉︎ やっば!寝すぎたー!はやく帰らな
いと。」

「え…」

「じゃあ、さようなら!」

「あ、さようなら。」



…行っちゃった。

なんか、すごい…。



…うん。すごい、いい一日だったな…。




なんか、不思議な気分…。
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