イチゴ恋
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祥平に告白された。
そんなこと口が裂けても祐介くんには言えない。
だって、祥平の気持ち私が気づいてる時点で、もうとっくに祐介くんは気づいてたってことになる。
祐介くんはきっと、私に優しくする。
「ユウ?」
「、ん?」
「なんかボーッとしてるけど」
ダメだ、シャキッとしよう。
これで祐介くんに悟られたら元も子もない。
「ごめんごめん、カレーが美味しくてつい」
「美味しいね」
「いや、そこ突っ込んでよ!なんか自画自賛で恥ずかしいじゃん」