イチゴ恋



「ユウは勉強どんな?もうすぐテストでしょ」


「…」


「忘れてた?」


「…あー」


「やってない?」


「…んー」



どっちもですとか言えない。

ほーら、祐介くん呆れてる!


もうだから勉強は禁句なんだよ。



「今度時間あったら教えようか?」


「え!いいの?…いや、ダメダメ!」


「ユウさ…何も考えないでいいから。俺の勉強なら後でできる」


「でも…」



ごもるとまた呆れ顔。

じゃあ、私が遠慮しないでなんでも好きなこと言って甘えたら、


祐介くんもそうしてくれる?



「じゃあ、お願いします」


「ん。あと、祥平にも言っといて」


「え、祥平?」
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