『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「それじゃあ、こっち来て、、?」
手招きする東の隣に不思議に思いながら、横に腰を下ろす。
すると急に東の顔が近づいて来て、思わず目を強く閉じる。
首にチリッと痛みが走り、目を開ける。
「え、、、?」
状況が上手く読めなくて、呆然とする。
すると東は首を覗き込み、満足げに笑った。
「はいっ、これでいいかな。あとは、、、少し此処にいてもいいかな?」
時計を確認して優しく微笑んだ。
「はい?一体なにを、、、?」
「いいからっ。、、、少しベランダであったかいコーヒーでも飲みたいな?」