『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


美鈴を諦めるべく、自分も相手を探した。


手当たり次第オンナを抱いたが、大学の頃と同じで身体が興奮することはなかった。

残るのは虚しさだけ。



妹の美織の言う通りだ。

一度味わってしまった蜜の味が忘れられない。



美鈴しか、、、美鈴だけが欲しかった。






これはもう本能だ。

理屈なんかじゃない。


美鈴が産まれてきてから、ずっと美鈴だけだ。










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