『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
身体を拭き上げ、肩までしっかりと布団を掛け寝室を出た。
ソファーに身を沈めたが、目を瞑っても眠ることは出来なかった。
気づけば朝になり、重い体を奮い立たせ会社にいく準備をしてもう一度寝室を覗いた。
小さく吐息が聞こえ、目を細めてドアを閉めた。
この感じだと、、、美鈴は仕事にいくのは無理だろう。
テーブルに病院代を置いて会社に向かった。
そしてその足で庶務課に向う。
早めに来ていた人間が何事かと騒ぎ出す。
その中に一度関係がある女もいて、嬉しそうに近づいて来た。