『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「あ、社長ぉ〜。どうしたんですかぁ〜?もしかして私に会いに来ちゃったとかぁ〜〜?!」
伊織はそれをスルーして、センターにあるデスクに向かった。
それに気づいた総務部長が慌てて立ち上がる。
「しゃ、社長っ!おはようございます。どうかなさいましたか、、、?」
「おはようございます。申し訳ありませんが、増田 美鈴、、、彼女を休ませたいのですが、、、。」
「増田君をですねっ、、?分かりました。そのように仕事は振り分けます。」
総務部長は少し不審な顔をしたが、伊織は深く頭を下げて庶務課を後にした。
そして社長室に向かった。