『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


「噂が一人歩きしているだけで、結婚の約束をした覚えはない。」

それをきいて暁人は怪訝な顔をした。


「それはおかしいな。嘉川商事の社長から聞いたんだけどね。」



「、、、、、。」



確かに身体の関係はあった。

嘉川社長との会食で、何故か娘も来ていて社長と別れてそのまま近くのホテルに入った。

確かにスタイルも見た目も良く、男を煽る仕草もなかなかだった。



でもそれだけだ。

関係は一度きりでそれから一度も会ってない。


連絡先も知らないのだ。
< 161 / 193 >

この作品をシェア

pagetop