『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


「頂きます。」

手を綺麗に合わせ、
ビーフシチューを口に運ぶ。

仕草も綺麗で、見惚れてしまう。


見過ぎていたようで呆れ顔をされた。


「鈴、食べずに待ってたんじゃないのか?痩せてるんだから眺めてないでしっかり食え。」

「あ、うん。、、、食べる。」


2人でたわいの無い話をしながら、食事を楽しんだ。


「ご馳走さん。鈴も仕事で疲れてるのに悪いな。美味かった、また作って。」


「うん、お安い御用だよ。そういえばワイン貰ったんだけど飲む?」

食器を片付けながら、貰ったワインを見せる。


「、、、いや、やめとく。」
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