『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
それが分かっているから、こちらも兄のように慕っているフリをする。
この想いはバレちゃいけない。
困らせたい訳じゃない。
ワインのアルコールが効いてきて、リビングのテーブルに顔を伏せた。
ここで寝ては駄目だと分かっているが、目をゆっくり瞑り夢の中へと落ちていった、、、。
それに気づいた伊織が、声をかける。
「鈴?もしかして寝てる、、、?」
返事がない。
伊織はため息をつた。