『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「美鈴、、、ちょっと手伝ってくれる?」
辰巳は美鈴に声を掛ける。
「あ、、、うん。」
その呼び掛けに、慌てて我にかえる。
2人並んで、ハンバーグのタネをこねる。
形を整えていると、隣から声を掛けられた。
「、、、随分大きく作るね?もしかして伊織君にも作ってるのかい?」
「あ、、うん。そうだよねっ。大き過ぎちゃった!!、、、いお兄食べに来るよ?」
「そう、、、。彼も社長に就任してから日も浅いから大変だろう。しっかり栄養を取らせてあげなさいね。」
「大変みたい。、、体が心配だよ。」
ボソッと呟く。