『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
素敵な紹介相手
暁人から紹介話があった翌日、珍しく雅人から美鈴に連絡があった。
接待が多く、あまり会社に居ない雅人とはなかなか会えずにいた。
久しぶりの連絡に、美鈴は嬉しくなって直ぐに返信をした。
昔よく行った居酒屋で待ち合わせをして、食事をする事になった。
ここは穴場で、会社から少し離れていることもあって知り合いに会う事はない。
社内で人気の雅人と2人で食事した事がバレれば、また一大事だ。
どんなにお互い意識してなくても、はたから見たらそんな風に見えるかもしれない、、、。
美鈴は少し早めについて、いつもの奥の定位置に腰を下ろした。