『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由


「好きだよ〜。だって、いお兄は私の憧れだよ?いお兄だけじゃなくて皆んな大好き。雅君も美織ちゃんも、、、。」


まるでその好きは恋愛感情じゃないと言い聞かせているように美織には聞こえた。




「お兄ちゃん、、、あんなになっちゃって心配じゃないの?仕事はちゃんとしてるらしいけど、評判良くないよ。私もう神崎の人間じゃないからいいけど、、、もう雅人だけじゃフォローに回りこなさないみたい。」


「うん、、、。それは私も思う。でも、なんか避けられてるみたいで、、、。」


しゅんと俯いた美鈴を見て、溜息をついた。


「呆れた。本当、、子供みたいっ、、!!!なら美鈴姉ちゃんがどうにかしてよっ。もっとガンガン!!!グイグイっ!!!、、、ね?!」


美鈴は苦笑いをする。
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