『、、、泣いただろ?』〜幼馴染の涙の理由
「、、、今日っておじさんとおばさんは?卒業式が終わったら直ぐに帰っちゃったけど。」
「トラブルあったらしくて、2人とも仕事になったらしい。さっき連絡あって辰巳さんがご馳走作ってくれるって。」
少し寂しそうにしていた美鈴は、それを聞いて嬉しそうに笑った。
「本当?!じゃあ、早く行こうよっ〜。」
グイグイと引っ張って伊織の家を通り過ぎる。
「分かったから、前見て歩けよ。転ぶぞ。」
呆れ顔をしながらも、優しい表情をしていた。
2人並んで美鈴の家に帰った。
「ただいま〜。?、、、お父さん?お母さーん?いお兄連れて来たよ〜?」